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外為オンラインのiサイクル注文がバーションアップ

外為オンラインには、「iサイクル注文」と「サイクル注文」というオリジナルの注文方法があります。

＜参考記事＞
⇒外為オンラインが2種類の連続注文方法を追加搭載

これらは、あらかじめ指定した変動幅の中で、一定間隔の値幅で複数の新規注文・決済注文が自動で繰り返される、システムトレードのような機能です。

最初に注文条件を設定すれば、あとは自動で売買が繰り返されるので、裁量トレードで感情的になりやすいトレーダーや、日中相場を見ていられないようなトレーダーにとってはうれしいサービスではないでしょうか。

このような、注文が自動で繰り返される特殊な注文方法といえば、特許を取得しているマネースクウェアの「トラリピ」が有名ですが、実はその「トラリピ」と「iサイクル注文」の仕組みが酷似しているということで、マネースクウェアは外為オンラインに対し訴訟を起こしていました。

＜参考記事＞
⇒マネースクウェアジャパンが外為オンラインに対し特許権侵害の訴訟を提起

その後、続報がないため、この訴訟がどうなったのかはわからないのですが、今のところ外為オンラインの「iサイクル注文」は問題なく利用することができる状態です。

ちなみに、「iサイクル注文」と「サイクル注文」の違いは以下のとおりです。

●iサイクル注文
⇒あらかじめ設定した変動幅の中で、一定間隔の値幅で複数のIFDONE+OCO注文を同時発注し、決済注文が成立後、レートの変動に合わせて変動幅を追従させ、新たな注文条件のIFDONE+OCO注文をシステムが自動的に繰り返し行う連続注文機能です。


※クリックで拡大します。



●サイクル注文
⇒あらかじめ指定した変動幅の中で、一定間隔の値幅で複数のIFDONE注文を同時発注し、決済注文が成立後、同条件のIFDONE注文をシステムが自動的に繰り返し行う連続注文機能です。


※クリックで拡大します。



「サイクル注文」は、あらかじめ指定した変動幅で注文を繰り返す為、変動幅から相場が外れた場合、収益チャンスを逃す可能性がある一方、「iサイクル注文」は、あらかじめ指定した変動幅が相場の上昇、下落に合わせて自動追従し注文を繰り返す為、より利益を追求することが期待できる注文方法です。

そんな2つのオリジナル注文方法のうち、「iサイクル注文」に2016年4月25日(月)から、「マトリクス方式」という新しい機能が加わりました。

まず、「iサイクル注文」のサービス開始当初からの「ボラティリティ方式」について説明しましょう。

「ボラティリティ方式」では、以下の3つの項目を設定します。

(1)売りか買いか
(2)想定レンジ幅
(3)投資資金

これらを設定すると、注文間隔(何pipsごとに新規注文を発注するか）、利確と損切り幅、合計の注文数をシステムが自動で算出され、その設定どおりに注文が繰り返されます。

この3つの項目を設定する方法を、「ボラティリティ方式」と呼びます。

それに対し、このたびリリースされた「マトリクス方式」は、シミュレーション結果の数字を参考に、設定内容のマスを選択するだけというもの。



投資資金とリスクの度合いによって、注文設定によってどれくらいのパフォーマンスが想定されるかがひと目でわかるので、設定がより簡単になりました。

青く表示されているマスが、選択可能な設定内容で、新規注文可能額が大きいほど選択肢は増えます。

●縦軸の「想定変動幅（レンジ）」

最大数のポジションを保有した場合、一番上から一番下までのポジションの値幅、かつ、各ポジションの逆指値までの値幅を示します。

想定変動幅が狭いと、為替相場が不利な方向に動いた際、逆指値までの値幅が狭い為、損切りがされやすく、収益獲得の機会が減り、損失が膨らむリスクも高まります。

反対に、想定変動幅が広いと、為替相場が不利な方向に動いても、逆指値までの値幅が広い為、損切りがされにくく、収益獲得の機会が増え、損失が膨らむリスクも低くなります。

●横軸の「注文間隔（pips）」

複数のポジションを保有した際、ポジション同士の間隔を示します。
（単位はpips。米ドル/円の場合100pips＝1円）

注文間隔が狭くなることで、収益獲得の機会が増える一方、ポジションが多くなり取引数量が増えることから、損失が膨らむリスクも高まります。

反対に、注文間隔が広くなることで、収益獲得の機会が減る一方、ポジションが少なくなり取引数量が減ることから、損失が膨らむリスクも低くなります。

つまり、マトリクスの右下のほうが低リスク低リターンで、左上に行くほど高リスク高リターンな取引となるということです。

そして、各マスの中にはシミュレーション結果の数字が表示されているのですが、その項目は、「決済損益pips」など全部で7種類あります。

・決済損益pips
・利食回数
・損切回数
・レンジ内最大必要証拠金
・レンジ内最大評価損pips
・レンジ内最大必要資金
・レンジ内最大ポジション」


※クリックで拡大します。

画面下部のタブをクリックすることで、表示を切り替えることができ、シミュレーションの対象期間は、1カ月、2カ月、3カ月から選べます。

注文したい設定内容が決まったら、そのマスをクリックすると、その設定内容で「iサイクル注文」を始められます。

自身のリスク許容度の範囲内で、シミュレーション結果を参考にしながら設定を選ぶことができるので、特に「iサイクル注文」初心者の方にとっては非常に便利な機能だと思います。

システムトレードに興味のある方は、この機会に外為オンラインの「iサイクル注文」にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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2016/04/28 14:47| FXURL| ▲画面上へ

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